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映画予告編

いのちの戦場-アルジェリア1959-

[2月10日21:38]

ストーリー

エトキエトキ

“アメリカがベトナム戦争を描いてきたように、フランスもアルジェリア戦争を描かねばならない”

  

1959年、アルジェリアではフランスの植民地支配からの独立を求めるゲリラと仏軍との戦闘が続いていた。新しく赴任してきた志願兵テリアン中尉は、殺戮の泥沼に息を飲む。常態化する拷問と虐殺。戦場に不慣れなテリアンは歴戦の兵士たちの残虐さを軽蔑し、人間的に振舞おうとする。しかし、凄惨な戦争はそんな彼からも次第に理性を奪っていく……。

                                    

アルジェリア戦争(1954-62)は、フランス史上最大の植民地独立戦争であり、かつては共にナチス・ドイツに抵抗した者同士が戦った歴史的悲劇である。当時、200万の兵士がアルジェリアに送られた。しかし、仏政府がこの戦争の存在を公式に認めたのは、なんと99年のことだった。近年ようやく明らかになりつつある仏軍による拷問や虐殺の実態を受けとめ、自国の歴史の闇に挑んだのは、実力派俳優ブノワ・マジメル。歴史家/ドキュメンタリー作家のパトリック・ロットマンと、盟友フローラン・シリを引き合わせ、戦場のリアリズムや個人の内面をも描き出す壮大な戦争映画を完成させた。“フランス版「プラトーン」”と呼ばれる衝撃作!!

アルジェリア1959背景

 ジダンの頭突きが、フランスでなぜあれほどの社会問題を引き起こしたのか?

遠い日本からはよくわからない複雑でデリケートな歴史がそこにはある。

地中海を挟んだ北アフリカのアルジェリアは、130余年にわたりフランス直轄の植民地だったのだ。

1830年以来“フランス人”となったアルジェリア人たちは、“フランス兵”として2つの世界大戦に従軍。近隣のアフリカ系“フランス兵”たちと共に分かち合ったその苛酷な戦場の模様は映画「デイズ・オブ・グローリー」(06、アカデミー賞外国語映画賞ノミネート/カンヌ国際映画祭男優賞を受賞するも日本ではビデオストレートのみ)に詳しい。

独立を勝ち取ったアルジェリア戦争(1954~62年)は、フランスが経験した最大の植民地独立戦争で、ベトナム戦争の裏側で当時の世界を震撼させ、日本の新聞でも頻繁にその動向が報じられていた。有名なのは、57年の市街戦の様子を克明に描いたジッロ・ポンテコルヴォ監督作「アルジェの戦い」(65、アカデミー賞外国語映画賞、監督賞ほかノミネート/ヴェネチア映画祭金獅子賞受賞/66年日本公開、当時の朝日新聞ベスト1となる)。首都アルジェのアルジェリア人たちが立ち上がり、支配層のフランス人に抵抗する姿を克明に描き、日本にも衝撃を与えた。ただしこれは、イタリア映画であった。

「いのちの戦場」の舞台はその2年後の1959年。アルジェリア戦争は泥沼化し、カビリア地方の山岳地帯では、激しいゲリラ戦が繰り広げられていた。アルジェリア人は、独立を目指すゲリラ兵、フランス軍に参加してゲリラを鎮圧しようとする“フランス兵”、そして両方の板挟みで苦しむ住民とに分かれてしまった。戦場には密告と拷問の連鎖がはびこり、先の大戦やインドシナで“フランス兵”として戦った戦友同士が、敵味方に分かれて殺し合った。戦地に送り込まれたフランス人兵士は200万人、死者2万7千人。そして、アルジェリア人の死者は“推定”30万から60万人。

 

海を挟んで残虐な成り行きを見守ったフランス人たちも、戦後帰国した兵士たちも、その子供たちが読む教科書も、アルジェリア戦争について語ることはなかった。それはフランス国民に暗い影を落とす“タブー”となった。

そして今、“戦争を知らない世代”のブノワ・マジメルが、初めて歴史に向き合う! 最後の戦場に散った年若いフランス人兵士たちの苦しみ、アルジェリア人兵士たちの哀しみを、現代につながる堂々たる戦争大作として描ききった。 2009年、アルジェリアは大統領選挙の年――アルジェリア戦争に関わりを持たなかった世代が政権を担い、歴史が葬り去られる直前に。

  • 出演 ブノワ・マジメル、アルベール・デュポンテル、オーレリアン・ルコワン、モハメッド・フラッグ
  • 監督 フローラン=エミリオ・シリ
  • 配給 ツイン
  • 公開日2月28日(土)より、渋谷シアターTSUTAYAほか全国順次ロードショー

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